世界大百科事典(旧版)内の《タバコ》の言及
【ディモフ】より
…獣医学を専攻,専門の著書・論文も多いが,むしろ作家として有名である。《ベンツ中尉》(1938)で作家としての地位を確立したが,第2次大戦後の文学の代表作《タバコ》(1951)は,ブルガリアの主要産業タバコをめぐる資本家と労働者の対立を軸に,世界大恐慌のころからナチス・ドイツ降伏までの十数年を,さまざまなエピソードを織り込みつつ描いた作品で,邦訳も含め多くの外国語訳がある。【松永 綠彌】。…
※「《タバコ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」