《テスト氏との一夜》(読み)てすとしとのいちや

世界大百科事典(旧版)内の《テスト氏との一夜》の言及

【バレリー】より

…1894年以後パリに定住し心的現象の観察と分析のため覚書を取り始める(これは生涯つづけられ,彼の最高の作品とも見なしうる3万ページもの《カイエCahiers》となる)。また自己の理想像をめぐって《レオナルド・ダ・ビンチの方法への序説》(1895),小説《テスト氏との一夜La soirée avec Monsieur Teste》(1896)を書くが,しだいに文学から遠ざかり自分だけのための思索にふける。 ふとした偶然から詩作を再開,4年間の営為から生まれた長詩《若きパルクLa jeune Parque》(1917)はマラルメの流れを汲む象徴詩の一極致と見なされ,一躍名声を獲得。…

※「《テスト氏との一夜》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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