世界大百科事典(旧版)内の《ディアテッサロン》の言及
【タティアノス】より
…ギリシア語による主著《ギリシア人への言葉》はギリシア文明を攻撃し,キリスト教の古さと純粋さを弁護したもの。また2世紀中葉に編集したシリア語による《ディアテッサロン》は新約の四福音書を一つの物語にまとめたもので,5世紀までシリアでひろく用いられた。のち172年ころ教会を去り,東方でエンクラディス派教団を創立し,グノーシス主義的傾向と極端な禁欲主義のため異端とされた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」