《ネクサス》(読み)ねくさす

世界大百科事典(旧版)内の《ネクサス》の言及

【ミラー】より

…これはジューンとの愛とその破綻を外面的な主題にし,この女性との〈純粋な交合〉を通じて〈生のリズム〉を発見し,超現実主義的な象徴言語の駆使によって自己の精神史を神話化するに至った過程を内面的な主題にした自伝小説である。40年にアメリカに帰り,カリフォルニアに定住して《マルーシの巨像》(1941)をはじめ,文明批評の色彩の濃いエッセーを続々と発表する一方,《ばら色の十字架刑The Rosy Crucifixion》三部作,すなわち《セクサス》(1949),《プレクサス》(1953),《ネクサス》(1960)で再び自己の過去をドラマ化した。大胆な性描写を含む《北回帰線》以下の小説がアメリカで出版を許されたのは61年である。…

※「《ネクサス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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