世界大百科事典(旧版)内の《ネマンのほとり》の言及
【オジェシュコバ】より
…自立をやむなくされた〈良家〉の女性を見舞った悲劇を描く《寡婦マルタ》(1873)では婦人解放問題を,《メイル・エゾフォビチ》(1878)ではユダヤ人同化問題を取り上げるなど,実証主義の主張を積極的に作品化した。代表作は一月蜂起後のリトアニアのポーランド社会を描く働く者への賛歌,長編《ネマンのほとり》(1887)で,その自然描写の美しさはミツキエビチの《パン・タデウシュ》(1834)に比せられる。【小原 雅俊】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」