《ノーザン・スター》(読み)のーざんすたー

世界大百科事典(旧版)内の《ノーザン・スター》の言及

【オコーナー】より

…35年資産の点で被選挙資格なしとして議席を剝奪された。その後普通選挙を目指すチャーチスト運動の指導者となり,週刊機関紙《ノーザン・スター》(1837‐52)を刊行,独特の強い語調のアピールで労働者大衆の圧倒的支持をかちえたが,そのため〈暴力派〉といわれ,W.ラベットら〈理性派〉と対立した。39年チャーチストの第1回請願後,40‐41年に投獄され,出獄後48年まで全国憲章協会を掌握して運動の独裁的指導者となった。…

【チャーチスト運動】より

…ロンドン労働者協会が38年5月に公表した人民憲章が,これらの運動を結集する結節点となり,各地の代表が参集した同年8月のバーミンガム大集会において,議会への国民請願によってその実現を目ざす方針が決まり,チャーチスト運動が始まった。新救貧法反対運動の機関紙としてオコーナーが1837年11月に創刊していた週刊《ノーザン・スター》も,チャーチストの機関紙となった。人民憲章は,(1)成人男子の普通選挙,(2)議員の財産資格の撤廃,(3)議員の毎年改選,(4)平等選挙区,(5)議員への給与支給,(6)無記名投票,の6項目からなるが,チャーチストにとって人民憲章の実現は手段であり,それによって労働者,民衆の社会的幸福を実現することが目的であった。…

※「《ノーザン・スター》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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