《バリエテ》(読み)ばりえて

世界大百科事典(旧版)内の《バリエテ》の言及

【バレリー】より

…詩集《魅惑》(1922),対話編《エウパリノス》(1921),《固定観念》(1932)などを次々と発表し,1925年アカデミー会員に選ばれ,あたかもフランスの公的な知的代表のようにしてヨーロッパ各地で講演を行う。《バリエテVariété》5巻(1924‐44)ほかにまとめられた批評は,意識的文学制作論の主張,詩のメカニスムの分析,絵画論,ヨーロッパの未来を憂える文明批評など多岐にわたるが,明晰典雅な文体による厳密な思考の表現として,20世紀前半の批評文学の金字塔と見なされる。しかし知性の詩人という名声と裏腹に1920年ごろ深刻な恋愛を経験,それ以後は若き日の決意とは変わって精神とエロスの一体化を掘り下げ自己を全的に成就することを内的課題とする。…

※「《バリエテ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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