《ブリトン人史》(読み)ぶりとんじんし

世界大百科事典(旧版)内の《ブリトン人史》の言及

【アーサー王伝説】より

…アーサー王King Arthurとその宮廷における円卓の騎士たちの物語を総称するもので,中世ヨーロッパ文学の最も重要な主題の一つであった。歴史上の実在の人物としてのアーサーは,ウェールズ人の歴史家ネンニウスのラテン語による《ブリトン人史》(800ころ)に,サクソン人と戦いしばしばこれを敗走せしめた将軍として記録されている。このアーサーは,6世紀から12世紀にかけて,サクソン人に征服されたケルト人の王国再興のために再来すべき,伝説的英雄に変容していった。…

※「《ブリトン人史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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