《ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド》(読み)ぶりはっどあーらにやかうぱにしゃっど

世界大百科事典(旧版)内の《ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド》の言及

【ウパニシャッド】より

…これらは,前500年を中心とした前後の数百年間に成立したものと考えられている。中でも《ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッドBṛhad‐āraṇyaka‐upaniṣad》《チャーンドーギヤ・ウパニシャッドChāndogya‐upaniṣad》の2編が,質・量両面からその代表とされる。〈古ウパニシャッド〉以降もウパニシャッドの名を冠した文献は続々と作成されたが,これらを一括して〈新ウパニシャッド〉という。…

【オーム】より

…また,聖音omは,そのさい,a,u,mの3音から成るとして考えられることが多かった。たとえば《ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド》では,aは《リグ・ベーダ》に,uは《サーマ・ベーダ》に,mは《ヤジュル・ベーダ》に配せられ,om全体で三ベーダ,そして窮極的にはブラフマンを表すとされる。さらに《マーンドゥーキヤ・ウパニシャッドMāṇḍūkya‐upaniṣad》では,aは覚醒時におけるバイシュバーナラ我,uは夢眠時におけるタイジャサ我,mは熟睡時におけるプラージュニャ我とされる。…

【ヤージュニャバルキヤ】より

…生没年不詳。《ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド》などの初期のウパニシャッドに登場する。彼の哲学説の中心はアートマン(自己の本体)論である。…

※「《ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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