《ヘンリー5世》(読み)へんりーごせい

世界大百科事典(旧版)内の《ヘンリー5世》の言及

【ランク】より

…巨大なハンマーで銅鑼をたたく〈ゴング・マン〉のトレードマークで知られたランク映画の創設者であり,〈アーサー王〉とまで呼ばれたイギリス映画界の重鎮。 〈製粉王〉といわれた父の企業を引きつぎ,メソディストの熱心な信徒でもあったランクは,1933年,布教に役だつ有力な手段であると考えて,映画を企業の対象とし,まず興行の支配を意図して配給網を手中におさめた。さらにアメリカ映画に支配されていたイギリス映画の市場をまもるため,41年には製作に転じ,主要な製作会社と独立プロダクションを傘下に掌握し,〈キング・アーサー(アーサー王)〉と呼ばれる存在となった。…

【歴史劇】より

…普通には,6種9編(《ヘンリー8世》を除く)が史劇と呼ばれているが,これらはすべて年代記史劇である。推定制作年代順に挙げれば,《ヘンリー6世・第2部》《ヘンリー6世・第3部》《ヘンリー6世・第1部》《リチャード3世》《リチャード2世》《ジョン王》《ヘンリー4世・第1部》《ヘンリー4世・第2部》《ヘンリー5世》の作品である。これらの作品では,《ヘンリー8世》まで含めると,13世紀から16世紀までの300年間のイギリスの歴史が描かれている。…

※「《ヘンリー5世》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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