《マルクス学説体系の終焉》(読み)まるくすがくせつたいけいのしゅうえん

世界大百科事典(旧版)内の《マルクス学説体系の終焉》の言及

【ベーム・バウェルク】より

…利子理論に関しても,現在財と将来財の価値の乖離(かいり)がなぜ起こるかという観点から,利子発生についての独創的な学説を提示した。しかしベーム・バウェルクを最も有名にしたのは,《マルクス学説体系の終焉》(1896)における《資本論》の体系的批判であり,これはマルクス価値理論批判の古典的著作となった。主著《価値と資本利子》(1884‐1912)。…

【労働価値説】より

…価値について論じられることは,経済学で価値が問題になるはるか以前から多かった。しかし価値を文化的なあるいは哲学的な次元で問題にするかぎり,それは主観的な判断に属する。ところが財あるいは貨物(かぶつ)についてその価値が論じられることになれば,それはなんらかの形で客観的な評価をめざすものとならざるをえない。すでにギリシアのアリストテレスはそれを問題にしていたが,財の価値の客観的な根拠を求めても得られるものではない,として探求を中途で放棄している。…

※「《マルクス学説体系の終焉》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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