《モーセとアロン》(読み)もーせとあろん

世界大百科事典(旧版)内の《モーセとアロン》の言及

【オラトリオ】より

…20世紀に入ると題材も手法も多様化し,地域的な広がりを見せる。まずフランスではオネゲルが中世の神秘劇の手法を導入した《ダビデ王》(1921)を作曲,《火刑台上のジャンヌ・ダルク》(1935)では演技を伴う一種のオペラ・オラトリオを創作し,この種のものとしてストラビンスキー(ロシア)の《オイディプス王》(1927),シェーンベルク(オーストリア)の《モーセとアロン》(1930‐32)などがある。1930年ころには教会音楽改新の影響を受けて,プロテスタント教会のヒストリアがK.トーマスによって見なおされ,ドイツではJ.ドリースラーの《生ける者》(1956),スイスではW.ブルクハルトの《イザヤの顔》(1935),F.マルタンの《ゴルゴタ》(1948),《降誕の秘跡》(1959),フランスではG.ミゴの《山上の垂訓》(1936)など数多く作曲される。…

※「《モーセとアロン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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