《ラサーイル・イフワーン・アッサファー》(読み)らさーいるいふわーんあっさふぁー

世界大百科事典(旧版)内の《ラサーイル・イフワーン・アッサファー》の言及

【イフワーン・アッサファー】より

…その成立年代は明らかではないが,10世紀にイラクのバスラを本拠として活躍した。イスマーイール派運動に理論的根拠を与えるために同派に属した哲学者・思想家がこの組織を結成し,10世紀後半に共同執筆によって《ラサーイル・イフワーン・アッサファー》という膨大な百科全書的教書をアラビア語で著した。この教書は4部52編からなり,第1部は序論・数学・論理学,第2部は霊魂論・自然哲学,第3部は形而上学,第4部は神秘学・占星術などを扱っている。…

※「《ラサーイル・イフワーン・アッサファー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android