世界大百科事典(旧版)内の《ラデツキー行進曲》の言及
【ロート】より
…同時に創作にも手を染め,《果てしなき逃走》(1927)などの小説を書いた。旧約聖書《ヨブ記》の現代版《ヨブ》(1930)と,祖国〈ドナウ帝国〉の没落を切々とつづる《ラデツキー行進曲》(1932)によって,小説家としての名も不朽のものにした。ナチス政権の成立とともに国外へ亡命,もっぱらパリに住み,失われた祖国を賛美する作品を書き,狂気の民族主義を断罪した。…
※「《ラデツキー行進曲》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」