《ラマームーアの花嫁》(読み)らまーむーあのはなよめ

世界大百科事典(旧版)内の《ラマームーアの花嫁》の言及

【スコット】より

…スコットの二十数編の小説は〈《ウェーバリー》の著者〉という匿名で出版されたため,一括して〈ウェーバリー小説〉と呼ばれる。初期のものは最高傑作《ミドロージアンの心臓》(1818)のほか《ガイ・マナリング》(1815),《好古家》(1816),《ラマームーアの花嫁》(1819)など,すべてスコットランドの近い過去を題材とし,貴族から浮浪者までの社会各層の人物を活写する民族的記憶の文学といえる。スコットは続いて《アイバンホー》(1820)で中世のイングランドを舞台とし,その後15世紀フランス,エリザベス女王の宮廷などを描いたが,これらは歴史を写実的にとらえるよりも,むしろロマンティックな冒険物語の色彩が強い。…

※「《ラマームーアの花嫁》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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