《万華園》(読み)ばんかえん

世界大百科事典(旧版)内の《万華園》の言及

【トリー】より

…26年印刷業にも進出,30年優れた版画・装丁の技術を認められて王室御用印刷者を拝命。フランス語による唯一の著作《万華園》(1529)は,豊富な図版入りでアルファベット大文字の美的調和的な字体デザインを論じ,フランス語の純化や綴字記号などについて卓見を述べたもので,ラテン語至上・国語蔑視の風潮に抗して母なるフランス語の尊重を力説した論調と共に,印刷文化史・フランス語史に名高い。このほか,古典学者としてはルキアノスやプルタルコスなどの翻訳がある。…

※「《万華園》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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