《三つの真理》(読み)みっつのしんり

世界大百科事典(旧版)内の《三つの真理》の言及

【シャロン】より

…96年にパリにもどり,没。著作にはいくつかの論説集,説教集があるが,主著のひとつ《三つの真理》(1593)は,無神論者にたいして宗教の必要性を,異教徒にたいしてキリスト教の真実性を,またプロテスタントにたいしてカトリック教会の正統性を説くキリスト教弁証論であり,これは国王アンリ4世の旧教への改宗(1593)による宗教戦争の収束と王権の確立に同調する。また代表的著作《知恵について》(1601)は,モンテーニュから古代世界の事例を借用しつつ,懐疑主義的な知的探索の方法をも模倣して,人間の情念,徳性,英知等について分析,分類,体系化を試みるものである。…

※「《三つの真理》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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