《三国妖婦伝》(読み)さんごくようふでん

世界大百科事典(旧版)内の《三国妖婦伝》の言及

【玉藻前曦袂】より

…1806年(文化3)3月大坂御霊境内芝居初演。1804年から刊行されていた読本《絵本三国妖婦伝》の人気に刺激を受け,(1)に対して新しく大幅な改訂を施した作品。初段は天竺,二段目は唐土,三段目以下は日本を舞台として妖狐が数々の悪行を尽くすというスケールの大きな構想を繰り広げたものだが,そのうち,三の切,四の切にはそれぞれ前作の二の切,三の切が採り入れられている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」