《中世の秋》(読み)ちゅうせいのあき

世界大百科事典(旧版)内の《中世の秋》の言及

【文化史】より

…その文化史の方法の根底には美的直観がある。代表作《中世の秋》(1919)は,この方法の結実であり,同時に20世紀最高の文化史家としてのホイジンガの名声を確立した。歴史学【岸田 達也】。…

【ホイジンガ】より

…西ヨーロッパ中世史の研究に転じ,1905年フローニンゲン大学,15年ライデン大学の教授となる。〈文化史〉を主張し,14~15世紀のブルゴーニュ公国を舞台に繁栄した文化の諸相と人々の生活を豊かなイメージと鋭い感受性で描いた《中世の秋Herfsttij der middeleeuwen》(1919)を発表して大きな反響を呼んだ。《エラスムス》(1924)をはじめ中世文化,ルネサンス,歴史論,アメリカ文化を論じた多数の著書,論文は諸国語に訳されている。…

※「《中世の秋》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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