《亀旨峰迎神歌》(読み)きしほうげいしんか

世界大百科事典(旧版)内の《亀旨峰迎神歌》の言及

【朝鮮文学】より


[上代――三国・統一新羅時代]
 文献として最古のものは高句麗琉璃明王の作と伝える《黄鳥歌》(前17年)で,その漢詩訳が《三国史記》に見える。また《三国遺事》には駕洛国始祖の開国伝説として《亀旨峰迎神歌》1首が漢詩訳の形で収録され,威嚇を以て神を迎えんとする原始巫俗の形態がうかがえる。百済の歌と伝えられる《井邑(せいゆう)詞》は行商人の妻が夫の身を案じた歌で,上代女性のひたむきな心を伝える秀歌である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」