《二千の季節》(読み)にせんのきせつ

世界大百科事典(旧版)内の《二千の季節》の言及

【アーマ】より

…厳しい自己認識をアフリカの尊厳回復の緒とする姿勢は,思想的にF.ファノンを継ぎ,南アの黒人意識運動に通じる。口承説話の形式による《二千の季節》(1973)は,社会の互酬性の喪失を内因とした分裂と奴隷化に至る1000年のアフリカ史像の中に,再生の道を説く老師に学び,破滅の道に反逆する若者たちの姿をよみがえらせた。アシャンティ王国末期の対英抵抗に活躍する技術者集団を描く《療術師たち》(1978)は,過去を視覚化しアフリカ社会の自己治癒に指針を与える歴史小説である。…

※「《二千の季節》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む