世界大百科事典(旧版)内の《五代集歌枕》の言及
【歌枕】より
…古典和歌の世界では,和歌に詠むにふさわしい由緒ある一群の地名があり,恣意(しい)的に勝手な地名を詠みこむことは許されなかった。その地名は,《能因歌枕》《五代集歌枕》《八雲御抄》《歌枕名寄》などの歌学書に集成され,いわば登録された形になっている。歌枕という語は,古くは歌に使用すべき言葉一般,あるいはそれらの言葉を集成した書物という広い意味で使われた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」