《人文地理学の目的》(読み)じんぶんちりがくのもくてき

世界大百科事典(旧版)内の《人文地理学の目的》の言及

【シュリューター】より

…その後ハレ大学教授として,ひろく中欧の景観変遷の研究に着手し,《初期歴史時代における中欧の集落領域》(1952)や《エルベ中流域地図帳》(1958)などを発表する。若くしてF.ラッツェルやA.ヘットナーの環境論的見方を批判し,《人文地理学の目的》(1906)などで〈文化景観の形態学〉としての地理学を提唱し,《人間集団の領域研究》(1919)を著してその体系の周辺に位置づけた。20世紀前半の地理学の歩みは,彼の景観論とヘットナーの地誌学との批判的総合であった。…

※「《人文地理学の目的》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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