《仮名文章娘節用》(読み)かなまじりむすめせつよう

世界大百科事典(旧版)内の《仮名文章娘節用》の言及

【曲山人】より

…別号は司馬山人,三文舎自楽,文盲短斎など。はじめ,筑波仙橘(せんきつ)と称して曲亭馬琴の読本の筆耕に携わっていたが,1831年(天保2)人情本としては異色な題材ともいうべき武家の世界の義理人情を描いた佳作《仮名文章娘節用(かなまじりむすめせつよう)》を発表して,戯作文壇に名を知られることになった。その後,江戸下町の町娘の恋を描いて生彩に富む風俗小説《娘消息》(1834)を発表したが,36年ごろ早世したと推定される。…

※「《仮名文章娘節用》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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