世界大百科事典(旧版)内の《修道士ベーコンと修道士バンゲー》の言及
【グリーン】より
…その一つ《三文の知恵》(1592)は〈成り上がり者〉シェークスピアに関する言及で有名。晩年に筆を執った数編の劇作品のうち,魔術を主題とする幻想的な恋愛喜劇《修道士ベーコンと修道士バンゲー》(1589ころ),および道徳劇的史劇とロマンスをないまぜにした劇中劇仕立ての悲喜劇《ジェームズ4世》(1591ころ)は,構成の弱さにもかかわらず,その甘美な抒情性と魅力的な女性像によって,シェークスピアのロマンティック・コメディにも影響を与えたと考えられる。【笹山 隆】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」