《八橋蒔絵硯箱》(読み)やつはしまきえすずりばこ

世界大百科事典(旧版)内の《八橋蒔絵硯箱》の言及

【蒔絵】より

…鉛板はその後の漆芸における有力な表現材料となった。光悦の後継者尾形光琳も蒔絵に才能を発揮し《八橋蒔絵硯箱》(東京国立博物館)をつくったが,琳派の蒔絵は後世まで大きな影響力をもった。他方,大名たちの需要をまかなったお抱え蒔絵師たちは室町期以来の技術的伝統を受け継ぎ,肉合,研出,詰梨地などの驚くべき細密な技術に到達し,豪奢精巧を誇った。…

※「《八橋蒔絵硯箱》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android