世界大百科事典(旧版)内の《剪灯余話》の言及
【御伽婢子】より
…別版に99年(元禄12)刊本や,その1826年(文政9)後印本がある。中国・明の怪異小説,瞿佑(くゆう)の《剪灯新話(せんとうしんわ)》や,李昌祇(りしようき)の《剪灯余話》などを翻案したもの。〈御伽婢子〉とは子どもの魔よけの人形のことで,序によれば,幼童向けの教訓の書であるから,このような書名がつけられたという。…
【剪灯新話】より
…唐の伝奇小説以来の伝統を引く怪奇ロマン22編より成る。その後,いくつかの編が劇化されたほか,《剪灯余話》《覓灯因話(べきとういんわ)》などの類作もあらわれた。清初の《聊斎志異(りようさいしい)》もこの系統に属する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」