世界大百科事典(旧版)内の《十二時会稽曾我》の言及
【曾我物】より
…そういう役々を並べた《曾我の対面》,十八番の一つの《矢の根》,踊りの《草摺引(くさずりびき)》などが著名で,約300の台本がある。ほぼ正伝を劇化したのは,1874年に河竹黙阿弥の書き下ろした《夜討曾我狩場曙(ようちそがかりばのあけぼの)》と,93年に近松の《曾我会稽山》を下敷にした福地桜痴の《十二時会稽曾我(じゆうにときかいけいそが)》である。仇討物【戸板 康二】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」