《古代の光》(読み)こだいのひかり

世界大百科事典(旧版)内の《古代の光》の言及

【アイルランド文学】より

…詩人たちはイェーツの影響から抜けだして,それぞれの進路を見いだそうとした。クラークAustin Clarke(1896‐1974)はゲール語の音楽性を英語の表現に生かして,伝説物語詩《コノートの牛追い》(1921)や,信仰の葛藤を告白する《夜と朝》(1938)を発表,しばらく演劇運動に専念した後,晩年の詩集《古代の光》(1955),《アフリカへの飛行》(1963)等によって現代詩人に変身をとげ,緊迫した文体で身辺の事象を論じた。キャバナPatrick Kavanagh(1904‐67)は文芸復興運動の観念性を批判し,詩集《農夫》(1936),長編詩《大飢饉》(1942)で,自己の体験にもとづいて悲惨な農村生活の実体を克明に描いた。…

※「《古代の光》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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