世界大百科事典(旧版)内の《四季漬物塩嘉言》の言及
【漬物】より
…江戸時代になると,元禄(1688‐1704)ごろから米ぬかと塩を合わせた漬床を用いるぬかみそ漬が見られるようになり,後期には一般家庭にくまなく普及するようになった。1836年(天保7)刊の《四季漬物塩嘉言(しきつけものしおかげん)》は近世までの唯一の漬物専門書と思われるもので,沢庵(たくあん)漬以下64種の漬け方が書かれている。著者が江戸の漬物問屋の主人だけあって,その記述は具体的であり,現在でもそのまま利用できるものが少なくない。…
※「《四季漬物塩嘉言》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」