世界大百科事典(旧版)内の《国内投資と失業との関係》の言及
【カーン】より
…1930年代の初め,ケインズ・サーカスと呼ばれた若い経済学者の集団を指導して,新しい経済学の形成と〈ケインズ革命〉の実質的な推進者となった。とくに31年の論文《国内投資と失業との関係》で示された彼の乗数理論は,第2次大戦後,世界の多くの資本主義諸国で,経済政策策定の過程において中心的な役割を果たし,ケインズ主義財政を象徴するものとなった。【宇沢 弘文】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」