《国是三論》(読み)こくぜさんろん

世界大百科事典(旧版)内の《国是三論》の言及

【横井小楠】より

…おりからの安政の大獄で藩主松平慶永(よしなが)は隠居謹慎させられたが,小楠は儒教の民富論,交易論によって藩政を指導し,農民の積極的参加を原動力とする生糸の大量輸出によって巨大な利益を挙げた。この政策の指針となったのが60年(万延1)にできあがった問答体の《国是三論》である。62年(文久2)慶永が隠居のまま幕府の政事総裁職に就任すると,小楠はそのブレーンとして江戸で活躍した。…

※「《国是三論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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