《国民経済学の基礎》(読み)こくみんけいざいがくのきそ

世界大百科事典(旧版)内の《国民経済学の基礎》の言及

【オイケン】より

…同書は,第1次大戦後のハイパー・インフレーションに対して無力無策だった歴史学派の経済学への決別の書でもあった。ほかに主著としては,経済理論と歴史を統合する立場から〈形態学〉という着想を用いて,経済と国家を論じた《国民経済学の基礎》(1940),理想的な競争秩序を実現するための制度的枠組みを説いた《経済政策原理》(1952)などがあげられる。第2次大戦後,オイケンをはじめとするフライブルク学派(その年報《オルドーOrdo(秩序)》は1948年に創刊)の学者たちは,新自由主義を提唱し,自由市場経済の政策立案に大きな力があったといわれている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」