《大一統志》(読み)だいいつとうし

世界大百科事典(旧版)内の《大一統志》の言及

【ジャマール・アッディーン】より

…71年大都の回回司天台提点(イスラム天文台長)に任命され,73年には秘書監の長官の職をも兼任してイスラム文献の収集に努めた。86年地理図志編纂の必要性を上奏し,翌87年秘府纂修地図志監官(編集主任)となりその編集に着手,91年《大一統志》755巻を完成して秘府に納めた。このようなジャマール・アッディーンの多方面にわたる活躍は,ムスリムをはじめとする〈色目人〉を重んじ,イスラム文化の中国への導入に多大の関心を示した元朝の政策をよく反映したものといえる。…

※「《大一統志》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android