《天才》(読み)てんさい

世界大百科事典(旧版)内の《天才》の言及

【ドライサー】より

…次いでめっき(鍍金)時代の実業家をモデルに進化論と超人思想の入りまじった〈欲望三部作〉の1部《資本家》(1912),2部《巨人》(1914)を相次いで発表した。15年,自伝的小説《“天才”》がニューヨーク悪徳防止協会から告訴され,わいせつのかどで発禁処分を受けたが,H.L.メンケン,シャーウッド・アンダーソンなど文化人478名が抗議するなど話題を呼んだ。評論集《ヘイ・ラバ・ダブ・ダブ》(1920),戯曲《陶工の手》(1918)を出したのち,《アメリカの悲劇》(1925)を出版,国際的にも名声を得た。…

※「《天才》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」