《孔子縞于時藍染》(読み)こうしじまときにあいぞめ

世界大百科事典(旧版)内の《孔子縞于時藍染》の言及

【山東京伝】より

…85年《江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)》が大評判をとるにおよんで,恋川春町,朋誠堂喜三二のあとをうけて,黄表紙の中心作者となった。寛政改革に取材した89年(寛政1)の《孔子縞于時藍染(こうしじまときにあいぞめ)》や心学流行をとり入れた《心学早染草(はやそめぐさ)》(1790)などが代表作となる。1785年《息子部屋》を初作として,洒落本に進出,吉原の遊里生活体験による豊かな知識,人間性に富んだ温かくして鋭い観察,画家として鍛えられた精緻な写実手法等によって,量質ともに洒落本の第一人者となった。…

※「《孔子縞于時藍染》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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