《山中常盤》(読み)やまなかときわ

世界大百科事典(旧版)内の《山中常盤》の言及

【常盤御前】より

…【小田 雄三】 幸若舞曲では,常盤御前は才色兼備の貴女として造形され,波乱に富んだ生涯を送ったことになっている。都落ちから清盛の愛妾となったことを扱った《伏見常盤》《靡(なびき)常盤》,女人結界の鞍馬寺に登り,別当東光の阿闍梨(あじやり)と法問を繰り広げたのち,牛若を託したという《常盤問答》,鞍馬寺を出て奥州へ下った牛若の後を追い,山中宿で盗賊に遭って殺害されたという《山中(やまなか)常盤》がある。時に,常盤御前43歳であったという。…

※「《山中常盤》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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