《帰れぬ故郷》(読み)かえれぬこきょう

世界大百科事典(旧版)内の《帰れぬ故郷》の言及

【ウルフ】より

…翌36年出版の講演《ある小説の物語》は,創作過程の秘密を率直に告白していて感動的である。遺作《織布と岩》(1939)と《帰れぬ故郷》(1940)はジョージ・ウェバーを主人公とし,とくに後者にはかつての自己中心癖から,自己を社会の一員として相対化しようとする発想への転換が顕著だが,作者が講演旅行中に結核を再発して夭折したために,十分に展開されぬままに終わった。ほかに短編集《死より朝へ》(1935)と《かなたの山々》(1941),それに講演《創作と生活》(1964)がある。…

※「《帰れぬ故郷》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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