《廿世紀之怪物帝国主義》(読み)にじっせいきのかいぶつていこくしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の《廿世紀之怪物帝国主義》の言及

【幸徳秋水】より

…再び上京して国民英学会卒業後,各地の新聞記者生活を経て,1898年《万朝報》に入社するころから社会主義思想に関心を寄せ,社会主義研究会に入会した。1901年4月の処女出版《廿世紀之怪物帝国主義》では偏狭な愛国心と野蛮な軍国主義を批判し,5月には安部磯雄,木下尚江らと最初の社会主義政党である社会民主党を結成,7月人心の腐敗防止をめざした理想団の形成に参加,さらに12月足尾鉱毒事件に奔走する田中正造の依頼で直訴文を起草するなど,多彩な活動を展開する。社会変革の必然の法則を把握し,社会主義のめざすべき方向とその実現の方法を論じた03年7月刊の《社会主義神髄》は初期社会主義の記念碑的著作となった。…

※「《廿世紀之怪物帝国主義》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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