《御改革訴訟実秘録》(読み)ごかいかくそしょうじつひろく

世界大百科事典(旧版)内の《御改革訴訟実秘録》の言及

【宝永水府大平記】より

…茨城県那珂郡大宮町長山春代所蔵の《宝永太平記》は,本書とほとんど同じものである。ほかに1701年(元禄14)から始まる《宝永大平記》《御改革訴訟実秘録》《宝永吾妻鑑》などの題の写本が数点,同じく06年から始まる《水戸御領御改革訴》(笠間市江川文展所蔵),《御改革訴訟》(彰考館所蔵,刊本は《近代日本における歴史学の発達》(上)所収)がある。《御改革訴訟》は,農民側の中心的指導者市毛藤右衛門が勝利の直後にまとめた総括で,多数の一揆記録のなかでも稀有のものであり,家老と農民代表の論争を詳しく紹介するなど,一揆史,民衆思想史のきわめて貴重な史料となっている。…

※「《御改革訴訟実秘録》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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