《御社験記》(読み)おんしゃげんき

世界大百科事典内の《御社験記》の言及

【春日権現験記】より

…なお春日大社にはこの絵巻を拝見するための披見台(横幅2m)が秘蔵されていることがわかり,絵巻鑑賞の実際がうかがわれて興味深い。【田口 栄一】
[詞書]
 《験記》詞書の成立については,1233年(天福1)以前成立の狛近真(こまちかざね)撰《教訓抄》に見える貞慶撰の〈御社験記〉をもって原流とする説,金沢文庫蔵仮題《春日権現記抄》(折紙1通)をもって原《験記》または前《験記》とする説,1331年(元弘1)書写の《漸入仏道集》をもって《験記》の底本とする説,現《験記》を第3次以降の成立とする見方などがある。《験記》の春日明神はもとより人に託して神意を表明するが,政界に進出する村上源氏への忌避や藤原忠通・頼長への嫌悪を表明したり,〈汝はわれを捨つれどもわれは汝をすてず〉と2度までもいい,〈春日山の老骨すでにつかれぬ〉と述べるなどして,すこぶる人間的である。…

※「《御社験記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

二・二六事件

1936年2月 26~29日,東京で,国家改造を目指す陸軍青年将校が陸軍部隊を率いて反乱,クーデターを試みた事件。 26日早朝の蜂起後,27日東京に戒厳令がしかれたが,28日反乱部隊は「騒擾部隊」とさ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android