世界大百科事典(旧版)内の《思考と言語》の言及
【ブリュノ】より
…1905年から畢生の大著述となる《起源より1900年にいたるフランス語の歴史》に取りかかり,18世紀のみはアレクシス・フランソアに任せたが,全巻を独力で書くべく1815年までを扱う第10巻第1部の校正を終えたところで没した。1922年に刊行した大冊《思考と言語》はエコール・ノルマル・シュペリウール(女子高等師範)での連年の講義をまとめたもので,従来の伝統的品詞分類に代わって思考のカテゴリーでフランス語をとらえなおすことを試み,文法教育に大きな影響を与えた。1919年にパリ大学文学部長,のちパリ大学総長となり,音声学研究所を付設したりして言語学の発展に寄与した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」