《新学異見》(読み)しんがくいけん

世界大百科事典(旧版)内の《新学異見》の言及

【歌論】より

…さらには,《古今和歌集》を重んじた小沢蘆庵,香川景樹らがいた。景樹の歌論《新学異見(にいまなびいけん)》は真淵の《にひまなび》に異をとなえた〈歌論〉であって,〈歌は調ぶるものなり〉とあるように〈しらべ〉を重視し,〈理(ことわ)るものにあらず〉として理を排し,感情の解放を主張して,新風を開いたのだった。
【近・現代】
 近代および現代では,印刷技術の普及および新聞,雑誌の発達を背景としておびただしい数の〈歌論〉が発表された。…

※「《新学異見》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」