《李氏経済論》(読み)りしけいざいろん

世界大百科事典(旧版)内の《李氏経済論》の言及

【大島貞益】より

…79年以後はほとんど官途につかず,もっぱら著述と翻訳に従事。初め自由主義経済論を奉じていたが,後に保護貿易論に転じ,F.リストの《政治経済学の国民的体系》を英語版より翻訳,《李氏経済論》(1889)と題して刊行し,さらに《情勢論》(1891),《経済纂論》(1900)などを著し保護貿易理論を展開した。貞益の学説は,日本の国情研究に立脚した体系的経済思想であり,欧米経済学への追随を脱却したものの一つとして評価されている。…

※「《李氏経済論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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