《桜荘子後日文談》(読み)さくらそうしごにちのぶんだん

世界大百科事典(旧版)内の《桜荘子後日文談》の言及

【東山桜荘子】より

…農民を扱った異色の内容であり,子別れ,責め場,怨霊の仕掛けなどの手法でまとめ,4世小団次の好演もあって,大当りをとった。その後たびたびの改訂を経たが,とくに河竹黙阿弥の《桜荘子後日文談(ごにちのぶんだん)》(1861年8月江戸守田座)によって《田舎源氏》から脱し,さらに明治に入って世界を足利から徳川に改めた。これが今日上演される台本の原型となり,歌舞伎では数少ない農民劇として,評価を得ている。…

※「《桜荘子後日文談》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android