世界大百科事典(旧版)内の《江都二色》の言及
【郷土玩具】より
…元禄(1688‐1704)ころの市井風俗を描いた井原西鶴の《男色大鑑》は,大坂盛場の手遊び屋(玩具店)に子ども向きの張子細工などの,いずれも郷土玩具の祖型をおもわせる新考案玩具類がすでに売られている模様を伝えている。さらに1773年(安永2)刊の玩具絵本《江都二色(えどにしき)》(北尾重政)には,当時流行した88種の江戸玩具が描かれている。そのなかには鶯笛(うぐいすぶえ),振り鼓(つづみ),犬張子など現在も郷土玩具として残され各地に散在しているものが数多く収録されている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」