《海戦》(読み)かいせん

世界大百科事典(旧版)内の《海戦》の言及

【表現主義】より

…台詞が音に還元される〈絶叫劇Schreidrama〉を書いたのは第1次大戦で戦死したA.シュトラムである。戦争が末期に近づくと,平和的・反戦的傾向を示すウンルーFritz von Unruh(1885‐1970)の《一族Ein Geschlecht》や砲塔に閉じこめられた水兵を描くゲーリングReinhard Göring(1887‐1936)の《海戦Seeschlacht》(1917)などが現れる(なお,ゲーリングの《海戦》は創立当初の築地小劇場でとりあげられ,当時の日本の新劇界に大きな影響を与えたといわれる)。すでに第1次大戦中からマンハイム,フランクフルト,ハンブルクなどで表現主義劇が多く舞台に登場するようになり,ベルリンでもM.ラインハルトが〈若いドイツ〉というスタジオ上演を開始した。…

※「《海戦》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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