《深夜の酒宴》(読み)しんやのしゅえん

世界大百科事典(旧版)内の《深夜の酒宴》の言及

【椎名麟三】より

…この間ニーチェ,キルケゴールなど実存主義の思想にふれ,その後38年,ドストエフスキーから決定的な影響を受けて文学にむかう。47年,戦後文学の記念碑的作品ともいうべき《深夜の酒宴》をもって登場。以後《重き流れのなかに》(1947),《永遠なる序章》(1948),《赤い孤独者》(1951)などの実存主義的作風は戦後文学の一時期を代表するものとなり,50年のキリスト教入信後は《邂逅》(1952),《自由の彼方で》(1953‐54),《美しい女》(1955)などにニヒリズムの超克を目指す独自の宗教的作風を示した。…

※「《深夜の酒宴》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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