《湖》(読み)みずうみ

世界大百科事典(旧版)内の《湖》の言及

【シュトルム】より

…その間ずっと公生活と並行して作家活動に励み,50編以上の短編小説と多数の詩を書く。《インメン湖》(1850,邦訳名《湖》)をはじめとする初期の短編では,主として回想形式を用いて,過ぎ去った幸福の情景が抒情的に描写され無常感を感じさせるが,70年代以降になると,悲劇的な人間の運命が力強い筆致で扱われる。《水に沈む》(1876)等の年代記物は地方貴族の非人間性に起因する庶民の悲劇を多く描き,《後見人カルステン》(1878)等の家庭物は父子関係等家族間の愛憎が悲劇を生む必然的経過を追っている。…

※「《湖》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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