《熊竜峯四種小説》(読み)ゆうりゅうほうししゅしょうせつ

世界大百科事典(旧版)内の《熊竜峯四種小説》の言及

【口承文芸】より

…やがてそれらは,明代になって作家の手によって文字に整理され,こうして《三国志演義》120回(羅貫中),《水滸伝》120回(施耐庵(したいあん),羅貫中),《西遊記》100回(呉承恩)の,中国の代表的な長編読物(章回小説という)が出現した。 〈勾欄〉における短編の物語を集録したものには,《京本通俗小説》《清平山堂話本》《雨窓欹枕集》《熊竜峯四種小説》などがあり,やがてはそれらが文字としても整理されて,明代の《三言二拍》《今古奇観》になって今日に残されている。明から清にかけては,とくに江南に〈陶真〉という盲目の琵琶語りの芸人が出現し,孟姜女の話や,白蛇伝の話を伝えてきた。…

※「《熊竜峯四種小説》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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